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現役東大生の私が高2秋からの東大合格への過程や勉強方法についてまとめたブログです。

東大式和訳勉強法!和訳は文章構造を掴め!!

こんにちは。


今日は英語学習における和訳について紹介していきます。

まずは採点ポイントを知ろう!


ということでまず採点の際にどういったことを見ているかというのをまとめます

 

 

採点基準について


文章構造を理解できているか
単語を理解できているか
訳がおかしくないか(直訳すぎないか)


文章構造を理解できているか

 

これについては後の文章構造を理解するで述べますが、文章構造を理解することは最も大きく採点に影響します。


文章構造とはどれが主語でどれが述語でどれが関係代名詞というように書き込んでいく中で文章をわかりやすく構造化することです。

 

文章構造が理解できていないと文章そのものの理解ができていないと判断され、大きな減点を受けます。


なので文章構造の捉え方について後々しっかり見ていきましょう


単語を理解できているか

 

これはそのままの意味です。単語を知っているか知っていないか。


単語を知っているかどうかだけなので、減点は小さいですが、1つの単語につき減点を受けるので、あまりにも単語を知らないと得点がなくなってしまいます。

 

訳がおかしくないか(直訳すぎないか)


これが和訳の中で最も楽しいポイントだと思います。


和訳は文章構造を理解して後は単語を日本語に置き換えればそれなりの訳ができます。


意外に模試の採点基準などは直訳でも点数がもらえることもしばしばあります。


しかし直訳だけでは意味が通らない・意味がよくわからないことってよくありませんか??


そこで意訳が登場します。


文章全体、前後の文章までもを考えながら訳を行います。


また東大の長文問題にあるような訳は直訳であることが多いです。


例)


このように単語の意味を知った上で情景を頭の中で思い浮かべ、訳していく。そういったことが求められると思います。


文章構造を理解する


まず文章構造を理解しましょう。


文章構造とはどれが主語でどれが述語でどれが関係代名詞というように書き込んでいく中で文章をわかりやすく構造化することです。


文章には主語(S)、述語(V)、目的語(O)、補語(C)、副詞・副詞句(M)、関係代名詞、接続詞しかありません。一つずつ見ていきます。

 

まず主語です。主語は名詞や名詞句などで人や物などの主語となりうるものを指します。


BobやBob who are standing over thereといったものがそれぞれ名詞、名詞句となりうるので主語にあたります(名詞句というのは関係代名詞と関係代名詞の中の文を含めた部分のことです。〜句というのはすべてそのようなことを指します)


次に述語です。これは動詞の部分を指します。isなどのbe動詞からrunなどの一般動詞、have goneなどの時制変化における全てを含みます。


次に目的語です。これは目的語をとる動詞の後ろに置かれる名詞、名詞句にあたります。


次に補語です。これは私は〜であるといったような状態を表す文に現れる〜の部分のことをいいます。


You are beautiful.であればbeautifulが補語にあたります。


次に副詞句です。

これは前置詞で囲まれた部分や分詞構文・不定詞なども含む句のことです。前置詞句はat the stationやat 1p.m.などといったような見慣れたものです。分詞構文や不定詞はto play tennis(テニスをするために)といったような部分を指します。


これは文にとって必ずしも必要な部分ではないので、その部分を隠して文が成り立つかどうか見ればよいので、簡単です。


隠して文が成り立つ成り立たないというのは少しわかりづらいかもしれません。例を見てみましょう。


You bought the pen at this storeという文があるとします。

ここでYouがS(主語)、bought(V)、the pen (O) at this store (M)となります。一つずつ要素を隠してみましょう。

bought the pen at this store
ペンをこの店で買った→誰が?

You the pen at this store
あなたペン、この店→???

You bought at this store
あなたこの店で買った→これが日本人的には分かりづらいかもしれませんが何を??となります


You bought the pen
あなたはペンを買った→これはどこで?とはなりません。そうなるといつ?やどうやって?(現金かキャッシュか)などきりがないからです。


このように隠しても成り立つものは副詞句となります。


次は関係代名詞です。


これがもっとも分かりづらいものとなるでしょう


名詞にかかっていくものが多いので名詞の後にwhoやwhichなどの語句がきたら文章のどこまでが関係代名詞に支配されているのか考えましょう。


具体的には関係代名詞に支配されている部分の後に本文(関係代名詞の部分以外)の動詞や目的語が現れたらそこで関係代名詞の支配されている部分は終わりです。


どこが本文の動詞か、目的語かなどを見極めるには文章の意味を考えて意味が通る方を選択しましょう。


最後は接続詞です。

これはbecauseなどの独立したものとなるので分かりやすいと思います。


このように文章構造を理解することで、文の理解が速まり、他のことに思考時間を費やすことができます。

 

 

どうだったでしょうか。これが東大式の和訳の勉強法です。

 

 

和訳の問題集については今後ブログで紹介して行きます。